2021年03月22日 17:46更新
佐渡市立内海府小学校で今月11日、地元鷲崎の特産品について知識を深めようとワカメや海藻の標本づくりが行われました。
内海府小学校では今年度、地元特産のワカメの生育過程や地元の産業への理解などを深めようとワカメの菌付け作業などを全校児童7人で体験していています。
11日はワカメの標本づくりが行われました。児童は鷲崎漁港でワカメの収穫作業について地元漁師から説明を受けながら、標本の材料を準備しました。
鷲崎では今年は2月後半から養殖ワカメの収穫が始まりました。作業は3月末頃まで行われる予定で、1日の水揚げは500~600㎏になるということです。
児童は順番に大量のワカメを丁寧に切り分けていきました。中にはそのまま味見する児童も。
その後、学校へ戻り標本を作りました。指導したのは新潟大学の佐渡自然共生科学センター臨海実験所職員の飯田碧さんと、下谷 豊和さんです。
児童は、海藻にカビなどが生えないよう真水で洗い、実際に自分が標本にしてみたい海藻を手にとり画用紙に並べました。
佐渡は暖流と寒流が交わる場所であることから海藻の種類が350種類ほどと、全国的に見て多いそうです。児童は地元鷲崎でとれた様々な海藻でユニークな標本を作っていました。
児童は、鷲崎漁港でもらってきた2mほどにもなるワカメを使って巨大な標本づくりにも挑戦しました。児童はその大きさに驚きながらも、切れないように丁寧にワカメを広げていきました。
児童
「つくったこと事をやってみるとすごく楽しかった」
「自分でアレンジするのが楽しかった。標本にしてみてワカメは長いと感じた」
飯田さんは佐渡の海は平均で20m先まで見えるほど透明度が高く、太陽光が深くまで届くためワカメの生育に適した場所であると説明しました。
この後、児童は標本に洗濯のりをふりかけ、さらしをのせて4、5日の間、毎日新聞紙を取り換えて完成させるということです。
佐渡テレビジョン
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