2021年03月10日 15:10更新
デジタルを使いこなそう!
上越市内の小中学校では、新年度から児童生徒が一人一台ずつタブレット端末を使って学習する「GIGAスクール」が始まります。そうした中、上越市立飯小学校では、一足早くタブレット端末を使った授業が始まっています。
GIGAスクールに先駆けてタブレット端末を使っているのは、飯小学校と城北中学校の2校です。そのうち飯小学校では10日、5年1組が英語の授業に取り組みました。
児童は音声を文字に変換するアプリを使い、iPadの画面を見ながら発声を練習しました。わからないことを教え合いながら、端末を操作していきます。
児童は「タブレット端末が来る前はコンピューター室でしていた授業が、教室でできるようになって楽しい」「いつもの発声練習も、iPadを使うと新鮮な気持ち」などと話し、授業を楽しんでいました。
一方2組では、端末をホワイトボードのように使って版画を鑑賞しました。このアプリは、字や絵が描ける「ジャムボード」というものです。
児童は気に入った作品を写真に撮り、感想を書き込んでいきます。
児童
「タブレット端末の扱いには少しずつ慣れてきた。丸を付けたり矢印を書くことができて便利」
1組担任の教諭
「導入が決まった時は、正直戸惑いしかなかった。今は子どもと一緒に勉強したり、活用方法を先生同士で共有して、よりよい方法を探りながら試行錯誤している」
2組担任の教諭
「休み時間の使い方や授業中のルールなど、子どたちとも話し合ってルールを考えていかなければいけない。まずは大人が勉強して、機能などを理解していく必要がある」と話していました。
現在、市内の小中学校には、タブレット端 計1万4829台の配備が完了しています。端末の初期設定などは今月中に終わり、新年度から全学校でGIGAスクールが始まる予定です。
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