2021年02月28日 19:28更新
妙高市両善寺のロッテアライリゾートの駐車場にウィンターサーキットが開設され、モータースポーツ愛好家たちが雪道の走行体験を楽しみました。
雪上サーキットが作られたのはロッテアライリゾートのP4駐車場です。圧雪2.5メートルの上に全長2.5キロ、アップダウンの激しいコースが設けられました。コースの両脇には雪壁があり、コースアウトを気にすることなく、雪上走行が楽しめます。
主催したモータースポーツクラブNASCの中島聡尚代表は「本当に車が好きな人は雪の上でも走らせたいのが、 開催の一番の理由。車はこれだけの雪だから痛まないし、車の運転の限界を知る、冬タイヤはどこまでグリップするかなど、一般の皆さんが体験するときは交通事故のときだけ。どう回避したらいいか限界域に達して走らないと分からない。同じシチュエーションを作って、それを意識的に体験してもらうにはいいこと。そういう場になったら」と話します。
一般の走行会は28日を含め、2月中に4日間開かれ、ラリーレースに出場するドライバーをはじめ、市内外のモータースポーツ愛好家など、延べ約50人が参加しました。UTVやATVと呼ばれるオフロード専用のバギー車をはじめ、4WDの一般車も走ることもでき、200メートルほどのストレートでは最高時速は80キロにも及ぶということです。
地元妙高市からATVを持ち込んだ男性は「楽しい・気持ちいい・最高。ちゃんとしたコースで走れると楽しい。普段は仕事で使っているが、整備されたコースががあれば走ってみたいと思った」千曲市から来た男性も「あんまりこういう整備されたところはない。一般道でなんかあったら大変だがここなら笑い話。運転の練習になる。きょう走れる車なかったからおふくろの車ですよ。一応4WDだから。さっき下のカバー外れちゃったけど」と笑っていました。
走行会に先立ち、会場ではスバル車のコマーシャル撮影も行われたということです。中島さんは「北海道には自動車メーカーが作った雪上コースはあるが、大きさ的に本州ではここが一番大きいサイズ。冬ただ遊ばせている場所を体験走行が出来る場所として有効に使えるのかな。初開催の1年目としては成功。来年はもう少し早い時期にスタートさせてみたい」と早くも来年の開催を計画していました。
なお、予定では3月5・6日(土・日)も予定されていましたが、雪解けが進みコース管理が難しいため28日が最後の走行会となりました。主催者によりますと今後は5月にロッテアライリゾートでスポーツカーやクラシックカーを走らせるイベントを開く計画です。
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