2017年06月05日 20:43更新
上越市在住の60代の女性が市の職員を名乗る者からの電話の指示に従い、ATMから100万円を振り込んでいたことが5日にわかった。幸いにも不審に思った銀行が送金を保留にしていたため、被害は免れた。
警察によると5日、上越市内の女性の自宅電話に上越市役所の職員を名乗る者から複数回電話があった。「保険料を還付する」「スーパーマーケットのATMでお客様番号を登録してほしい」という内容だった。
電話を受けた女性はスーパーマーケットに行き、犯人に携帯電話で説明されるまま、地方銀行の2枚のキャッシュカードをATMに入れて操作。犯人がもつ2つの銀行口座にそれぞれ約50万円、あわせて100万円を振り込んだという。
その後、不審に思った振込先の銀行から、女性が利用した送金元の地方銀行に連絡があった。地方銀行が女性に確認を取ったところ、還付金詐欺と思われる内容であったことから、口座への送金を保留し、女性は被害を免れた。
警察では「市の職員から還付金に関する電話連絡はない」と話し、このような電話があれば詐欺と疑い、家族や警察に相談するよう呼びかけている。
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