2021年01月23日 16:21更新
きょう23日(土)から上越市高田地区で、9年ぶりとなる一斉雪下ろしがはじまりました。
上越市南本町
一斉雪下ろしは、高田地区46町内のうち希望した35町内を対象に、およそ3000世帯で行われました。
雪下ろしをする町内の雁木通りや町家周辺の道路が通行止めになり、 今朝午前8時30分に一斉に雪下ろしが始まりました。
屋根に積もった雪は日がたち、雨を含んでいて「重たい」と、いたるところから声が聞かれました。
かつては雪国の名物ともいわれた雪下ろしですが、町家などでは高齢化が進み、家主自ら作業するのが難しい家も少なくありません。
若者の力が期待されるなか、親を見て育った若者たちや、ボランティアが雪下ろしに汗をかく姿がみられました。中には、全国ニュースで上越の雪の状況を知り「手伝いに行かなければ」と、親を心配して遠方から駆けつけた人もいました。
町家では、雪の重みにより戸が閉まらなくなったという家もありました。住民は「雪の重みで戸が開かなくなり、びくびくしていた」と話し、無事に雪下ろしが完了した屋根を見あげ、胸をなでおろしていました。
雪下ろしに汗をかいた若手の男性は「自分の家を守るのはもちろんだが、全国でも珍しいがんぎなど、街並みを守る意味もある」としていました。
一斉雪下ろしはあす24日(日)にかけて行われ、一部の町内を除いて来週25日(月)から排雪作業がはじまります。
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