2021年01月21日 15:15更新
通学路の安全が確保できないため臨時休校していた、上越市立東本町小学校と有田小学校が21日から再開し、市内の小中学校すべてが通常に戻りました。
東本町小学校と有田小学校の2校は、ほかの小中学校と足並みをそろえず、1日遅い再開となりました。その理由は、東本町小が校区内の歩道で除雪が終わっていないなど、登下校の安全確保ができないため、有田小はスクールバスの運行で対向車とのすれ違いが困難な場所があるためです。
このうち東本町小では、休校となっていた20日、教職員がスコップなどを持って校区を歩き、危険な場所で除雪にあたりました。通学路には、雪の重みでたわんだ雁木や、倒壊した家屋もあります。
学校では通学路20か所に職員を配置し、児童の安全を見守りました。また、地域の防犯パトロール隊をはじめ、保護者や町内会長が付き添った通学路もあったということです。児童は「登校中、地面が滑って怖かった」「雪の壁で車が見えないから危ないと思った」などと話していました。
東本町小では8日に始業式が行われた後、休校となったため、21日が3学期で2回目の登校になりました。4年1組では英語の授業が行われ、児童たちは元気に声を出して発音の練習をしていました。
児童は「休校中は一人で留守番をしていて、みんなに会いたかった」「クラスのみんなと勉強できて嬉しい」などと笑顔を見せていました。
東本町小学校の桒原陽一校長は「地域の人や保護者の方が除雪や児童の見守りに協力してくれて、学校を再開することができた。ピンチの時に助けてもらった恩を忘れず、教育活動で返していきたい」と話していました。
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