2021年01月20日 14:52更新
20日は二十四節気のひとつ「大寒」です。一年で最も寒い時期といわれています。これにあわせ、妙高市特産の調味料「かんずり」を作るため、トウガラシの雪さらしが20日からはじまりました。
雪にさらすのはこのトウガラシです。長さは20センチほど。去年の夏に妙高市内で収穫され塩漬しておいたものです。これを、雪の上に3日から4日ほどさらすとトウガラシの苦みやアクが抜け、さっぱりとした辛さになるということです。
20日は従業員4人が、およそ600キロのトウガラシを踏み固めた雪の上にまきました。
かんずりの東條昭人社長は「きょうは風もなく雪も降っていないほどよく日も入って作業しやすい。コロナの影響で商品が売れない中にあっても生産できることをうれしく思う」と作業を見守っていました。
雪の白とトウガラシの赤が際立つ雪さらしは、冬の風物詩として人気があり、毎年一般公開されています。この日は、写真愛好家など15人ほどが盛んにシャッターを切っていました。
トウガラシは雪さらしの後、水洗いし、こうじ、ユズ、塩とまぜて3年熟成させます。
東條社長は「製品が皆さんの手元に届くころにはコロナが収束して平穏は時代になっていてほしい」と話していました。
雪さらしは来月末まで続き、期間中に3トンのトウガラシをまく予定です。
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