2020年12月30日 04:00更新
上越市春日新田にある「魚住かまぼこ店」は、子どもや高齢者に向けて飲むかまぼこ「かまナイス」を開発し、今月から販売を始めた。
飲むかまぼこは全部で4種類。上越市安塚産の雪室で貯蔵されたじゃがいも、かぼちゃ、にんじん、たまねぎで味付けされている。いずれもカップ容器に入っていて、スープのようにそのまま飲むことができる。またパスタやごはんに直接かけたり、野菜や揚げ物につける醤油やソースの代わり使うことも可能。
<にんじん味>
飲むかまぼこの開発は、近所に住む高齢者からの「かまぼこが硬くて食べられない」という声がきっかけだった。通常、かまぼこに豊富に含まれるタンパク質は、常温でも固まる性質があり、これを飲める状態に仕上げるのに苦労したという。発案から完成までにかかった歳月はなんと6年半。試行錯誤の末、ついにかまぼこをポタージュスープのような食感に仕上げることに成功した。
魚住かまぼこ店では「飲むかまぼこの完成で、子どもからお年寄りまで、魚のすり身のタンパク質と野菜を手軽にとってもらえるようになった」と話ている。
購入には事前予約が必要。保育園や福祉施設用に1~3kgの袋詰めも販売している。
口福の店 魚住かまぼこ店
■場所:上越市春日新田5-21-15
■営業時間:9:30~18:00 ※日曜は17:00まで
■定休日:12月31日~1月3日
■問合せ:℡025-543-2438
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