2024年11月28日 16:23更新
自動車を運転するときに二酸化炭素の排出削減に取り組んだとして、上越市の上越運送がエコドライブ活動コンクールで国土交通大臣賞を受賞しました。27日(水)上越運送の小関健司 代表取締役社長などが上越市役を訪れ、中川市長に受賞を報告しました。
エコドライブ活動コンクールは、環境に優しい車の運転を心がけ二酸化炭素の排出を減らしてもらおうと、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が毎年開いています。対象は全国の事業所や団体で、今年度は348件の応募がありました。このうち上越市頸城区の上越運送は事業部門で最高賞の国土交通大臣賞に選ばれました。
上越運送は総合物流会社として荷物をトラックなどの車およそ180台に載せて北は東北、西は関西まで運んでいます。
アイドリングストップクーラー
二酸化炭素を減らす取り組みとして、車を走らせながら電気を蓄え、エンジンを止めても動くクーラーや、扇風機を営業車両に取り付けました。またエンジンに頼らず燃料で動く温風ヒーターなどを車内に置き、停車中に冷暖房ができる環境を整えてアイドリングを減らす努力をしてきました。
このほかドライバーを対象にした講習会を年に2回開き、無駄な加速を控えたり、タイヤの空気圧をこまめに確認したりすることで燃費がよくなることなどを呼びかけています。
上越運送では二酸化炭素を減らす取り組みを2002年からはじめ、20年以上続けていることが評価されました。国土交通大臣賞の受賞は2017年度に続く2回目です。
27日(水)は上越運送の小関健司代表取締役社長など4人が上越市役所を訪れ、中川市長に受賞を報告しました。
上越運送 小関健司 代表取締役社長
「取り組みで燃費が30%以上向上。経営にも寄与している」
中川市長は「ほかの事業所の見本となるようこれからも取り組みを続けてください」と話しました。
上越運送 小関健司 代表取締役社長
「ドライバー 一人一人ができることは限られているが継続していくことで多少でも温暖化防止に役立てられれば」
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