2020年12月03日 15:12更新
老舗の味に大接近!
瓦せんべいでおなじみ、高田本町商店街にある「栄喜堂菓子店」で3日、上越市立大手町小学校の3年生が醤油だんご作りに挑戦した。
大手町小学校の3年生51人は今年度、本町商店街の魅力を調べている。今回は5丁目の栄喜堂菓子店を訪れ、4代目の主人、浅野項一さんから醤油だんごの作り方を聞いた。浅野さんは「もちは皆さんが食べているもちと少し違う、材料は何か?」などクイズを出しながら、栄喜堂では米を粉にしたものを蒸してもち状にし、そこからさらに冷やした状態でついて食感を良くしている工夫を伝えた。
児童は餅つき機や、ついた餅を一口サイズに出す包餡機に驚きの声を上げていた。このあと児童は、実際に餅を串に刺して、醤油だれにつける作業に挑戦。3年生は作業の都度、「お餅がやわらかい!」「においだけでおいしそう!」と声を上げながら「機械を使って1日に何個も作っていることが分かった。作業は大変だった」と製造の大変さもかみしめていた。
浅野さんは「手間をかけることで美味しいだんごができることを覚えてほしい。3年生のまち調べはありがたい。これを足掛かりに週末など、親子で本町を歩くきっかけになれば」と話していた。
だんごはひとり3本ずつ作り、家に持ち帰って味わうという。3年生は今後、商店街を真似た店を校内で開いたり、町のPRを考えていくという。
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