2017年05月24日 18:17更新
移転新築のため長期休館に入っっている上越市立水族博物館で、生き物の引っ越し作業が進められている。24日からは、館内で最も大きな水槽マリンジャンボで魚の移動が始まった。
マリンジャンボ
水槽の大きさは、幅13m、奥行き10.5m高さ8mで、40種5,000尾を超える魚が飼育されていた。水族館では、前日から700トンもの水を抜いて準備を進め、飼育員らが水槽に入って網で魚をすくったあと、大きな容器に入れてクレーンで運び出した。
魚はそのまま外で待機している水槽をそなえたトラックに移された。今日運び出された魚の中には、アカエイやドチザメなど体長が1mを超える大物もいて、飼育員は魚が暴れないよう慎重に作業を進めていた。
水族館の阿部千晴さんは「魚は引っ越しの状況が分からない。負担にならないよう素早く生き物に適した状態で運び出すことが重要」と話していた。
来月に入るとペンギンやアザラシの引っ越しも始まる。引っ越し先は、上越市立水族博物館を運営する横浜・八景島シーパラダイスをはじめ、全国各地の水族館。引っ越し作業は6月いっぱい続けられ、そのあと建物の解体工事が始まる。
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