2020年09月21日 17:54更新
上越妙高地域に新しいレジャーとして電動自転車「eバイク」を広めようと、20日、21日の2日間、上越市三和区のオフロードコースで試乗会が開かれ、市民がeバイクの乗り心地を試した。
eバイクは電動アシスト付きの自転車のこと。街中を走るシティータイプの自転車が一般的だが、最近ではマウンテンバイクやロードバイクなどスポーツタイプも充実している。ペダルアシスト付きとペダル無しのタイプがあり、いずれもガソリンを使用しないため、排気ガスや騒音の心配がなく、エコな乗り物として注目されている。
eバイクの試乗会を開いたのはオーストラリア出身の、ピーター・ジョンソンさんとリッキー・メギーさん。2人はともに妙高市赤倉でホテル経営をしている。コロナ禍でインバウンド不況に直面するなか、ヨーロッパなどで人気の新しいレジャー、eバイクを広めようと、半年前に新会社「evolve e-bikes(イボルブ イーバイクス)」を設立した。
試乗会には、ぺダル無しのクロスバイクタイプが用意された。eバイクは自転車に乗れれば誰でも直ぐに乗ることができ、参加者はさっそく乗り心地を試していた。なかには親子で楽しむ姿も見られた。
こちらのクロスバイクタイプは最大で時速80㎞までスピードが出る。公道に出なければ免許は不要で、ヨーロッパではモトクロスバイクなどと一緒にレースにも出場できる。家庭用のコンセントから充電が出来るのも特徴だ。
市内から訪れた男性は「普通のバイクに比べても、スピードなど全く違和感は感じない。音も静かでこの環境にあっているんじゃないかと思う」。初めて乗ったという女性は「軽くて操作しやすい。自転車に乗れれば大丈夫と言われたが、その通り。とても楽しめた」と話した。
また、赤倉在住で観光関係の仕事に就く外国人は「赤倉の森でeバイクを試したが、性能が良くダウンヒルも楽しめた。登山とはまた違った形で山が楽しめる」とeバイクの可能性に期待していた。
2人の夢は「地球環境のため、全ての人にeバイクを乗ってもらうこと」。まずは地元で、赤倉の豊かな自然と起伏の激しい地形を活かしeバイクを広めていきたいとしている。レンタルや販売だけでなく、ガイド付きツアーなども企画していく予定。試乗会の日程はホームページに掲載。
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