2020年09月02日 11:30更新
上越市と妙高市で今年上半期に発生した火災は19件で、過去10年間では平成23年と並び最も少なかったことがわかった。その一方で、1件あたりの損害額は1,370万円と過去10年間では最も大きい額となっている。
今年6月 上越市安江で建物火災
上越地域消防局によると、今年1月から6月までの上半期で発生した火災は19件だった。これは去年より3件少なく、過去10年間では平成23年と並び最も少ない数となった。19件の内訳は、14件が建物火災で7割以上を占め、うち9件が住宅火災となっている。また、出火の原因で一番多かったのはストーブで4件だった。次いで電気関係とたき火・火入れ(ゴミや下草を燃やすこと)がそれぞれ3件。
今年6月 上越市五智で住宅火災
一方で1件あたりの損害額は1,370万円。これは昨年の660万円の倍、過去10年間で最も大きくなった。その原因は6月上旬に上越市安江で起きた建物火災で工場やコンビニ、アパートが焼けたこと、また6月下旬には上越市五智で住宅5棟が焼けたことなど、1件の火災で2棟以上が焼けたためではないかと消防はみている。
救急に関しては、上半期の救急出動は4,149件と去年に比べ410件少なくなった。また搬送人員は3,969人で去年より375人減った。救急で搬送された人の約7割が高齢者だった。またこの8月は、熱中症による救急搬送が急増していて46人だった。消防では猛暑が続き熱中症にかかる危険性が高いとして、こまめな水分補給や冷房を適度に使うよう注意を呼びかけている。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.