2020年08月29日 10:00更新

15年後の宇宙ショー ぜひお越しください！

2035年に予測される皆既日食を、妙高市の赤倉温泉で最高の条件で見ることができる。地元の赤倉温泉観光協会は、はやくも観光PRの看板と記念撮影用の額縁を設置した。

湯と花の公苑に設置された看板　

看板には「2035年9月2日世界で一番皆既日食がきれいに見える温泉地」と書かれている。国立天文台によると、この皆既日食の中心線が赤倉温泉を通過すると予測されている。観光協会では15年後を目指して、温泉地をPRしようと計画した。看板は2枚「湯と花の公苑」と「野天風呂滝の湯」に設置。

赤倉温泉観光協会の遠間和広 副会長は「皆既日食は日本列島で72年ぶり。本州では148年ぶり。赤倉温泉としては1,000年単位に一度のすばらしいチャンス」と話す。

日食は太陽が月に隠れる現象で、中心線に近いほど完全な皆既状態を見ることができる。

観光協会ではこの他「天然絵画」と題して景色を四角に切り取る額縁を「湯と花の公苑」に設置した。額縁からは斑尾山と袴岳を望むことができる。協会ではインスタ映えに利用して欲しいと話している。遠間和広副会長は「今来ても最高の絶景スポット。ぜひ赤倉温泉を味わってほしい」と話した。

なお、日食のある9月2日は赤倉温泉を愛した日本近代美術の父、岡倉天心の命日として「天心忌」が行われる日。協会ではこれも何かの縁なので、それも含めてPRしていきたいと話している。