2020年08月25日 18:42更新
新型コロナウイルスの影響で上越市内の小・中学校が1学期に臨時休校し授業に遅れが生じたとして、市は、今後の授業の効率化を図ろうと様々な教材や備品を導入するため5,000万円近い予算を9月の補正予算案に盛り込んだ。
全体の補正額は約30億8,400万円。このうち、小中学校の教材費などに約4,748万円が盛り込まれた。具体的には、教員がマスクを着けていると教室の後ろまで声が届きにくいとして、無線で使える拡声器、ワイヤレスメガホンを購入し、希望する学校に配る。またプロジェクターの購入を前倒しし、視覚効果などで授業の効率化を図る。この背景には、1学期の臨時休校で、授業が遅れた状況がある。購入予算の半分は国の補助金を活用する。
このほか、ウイルス感染防止を呼びかける冊子の作成や市のホームページのリニューアルに1,000万円。さらに、県の事業として、放課後児童クラブの感染症対策、医療従事者への慰労金の給付に必要な経費などが盛り込まれた。
また、市内の公共施設52か所について、新型コロナの影響で7月~9月にかけ、利用の落ち込みが見込まれるとして、運営経費を5,948万円補てんする。これには4月~6月に行なった補てんの繰り越し分が含まれる。今回、補てん見込み額がもっとも大きいのは、うみてらす名立の1,159万円。
補正予算案は来月2日から始まる9月議会に提案される。
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