2020年07月28日 11:30更新
上越市春日山町1丁目にある「埋蔵文化財センター」で、市の文化財で子安遺跡から出土した貴重な鏡などが展示されている。
子安遺跡出土「海獣葡萄鏡」(上越市指定文化財)
展示されるのは、子安遺跡(上越市子安)から出土した「海獣葡萄鏡(かいじゅうぶどうきょう)」をはじめ、今池遺跡や向橋遺跡といった奈良・平安時代の遺跡から出土した資料37点。「移り変わる越後国都 出土品からたどる上越の歴史」と題して、新たに展示された資料。
なかでも「海獣葡萄鏡」は平成6年に子安遺跡から出土した品で、上越市の指定文化財。市によると、国内の出土例では4番目の大きさで直径は14.2㎝。成分分析から飛鳥・奈良時代に珍重された舶載鏡(中国・朝鮮半島で作られた鏡)の可能性があるということ。
上越市教育委員会の担当職員は「普段は展示していない資料もあるので、ぜひ多くの人に見に来てもらえれば」と話している。
常設展示「移り変わる越後国都 出土品からたどる上越の歴史」は、令和3年7月5日(金)まで開かれている。
埋蔵文化財センター
■場所:上越市春日山町1-2-8
■入場料:無料
■休館日:火曜日(休日・祝日の場合は翌日) ※8月は休まず開館
■問合せ:025-521-6280
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