2020年07月13日 18:12更新
上越市内の小・中学生が一人一台ずつタブレット端末を使えるようにする「GIGAスクール構想」の実現に向けて、上越市議会はいち早くタブレット端末を使っている上越教育大学附属中学校を13日に視察した。
「GIGAスクール構想」は、市内の小・中学生が一人一台ずつタブレット端末を使えるようにするもの。市では新型コロナ対策でリモート授業にも役立つことから、今年度中の導入を目指している。
13日は上越市議会文教経済常任委員会の委員8人が上越教育大学附属中学校を訪ね、タブレットを使った授業を視察した。附属中学校では4年前からタブレット端末を活用している。視察した日は、熊本市の小学校とオンラインで結んだ理科の授業が行われた。
続いて委員はICTを使った授業の概要について説明を受けた。附属中学校では新型コロナウイルスの影響で休校となったとき、いち早くリモート授業に切り替え対応した。その結果、授業再開後に学習の遅れや学力の低下はほとんど見られなかったということ。
文教経済常任委員会の上野公悦委員長は「コロナで休校になった時も遅れなく授業ができていたことに感心した。先生が本当にリモートで充分な授業ができるか、家庭の受信環境の整備、また今回は国の予算が出るが今後はどうするのかなどが問題。市でどのように対応していくか検討していきたい」と話していた。
市議会では、附属中学校の取組みを参考に今後のタブレット導入に役立てていくことにしている。
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