2017年05月11日 18:12更新

上越市立春日小学校の4年生が11日、地元住民と一緒に春日山城跡の松林を清掃し汗を流した。

清掃活動は地域の宝として親しまれている春日山城跡の景観を後世に残していこうと、地元の町内会などでつくる春日山城跡保存整備促進協議会が中心となり、毎年行っている。

きょうは総合学習で地元の春日山について学んでいる春日小学校の４年生131人と協議会のメンバー27人が作業した。

児童は16の班に分かれて、熊手を使って相撲場周辺に落ちている松葉を集めた。初めて熊手を手にする児童もいて、慣れない作業に苦戦しながらも、作業を進めることできれいになっていく様子に、にやりがいを感じていた。

春日山城跡保存整備促進協議会の小山正明 会長は「子どもたちは手際よく一生懸命作業してくれた。自分たちの宝を守るという心を活動を通して育んでほしい」と話した。

集めた松葉は、おととしまで大型の土嚢袋に入れて回収していたが、去年、相撲場近くで、井戸だったと思われる場所が陥没したため、協議会では集めた松葉を穴に入れて埋める作業を進めている。