2020年07月01日 08:45更新
7月1日の妙高山と火打山の山開きを前に30日、妙高市の関山神社で安全祈願祭が行われた。
日本百名山、妙高山と火打山のある妙高山系は毎年7月1日が山開き。関山神社での安全祈願祭には、地元関係者や警察、消防署員など約50人が出席して登山者の無事を祈った。
妙高山と火打山では、登山者から任意の入域料500円を提供してもらう制度が、今シーズンからはじまる。期間は10月31日までの4か月間、笹ヶ峰登山口、新赤倉登山口、燕登山口の3か所に協力金箱が設置される。寄せられた協力金は登山道の整備やライチョウの保護に使われる。妙高市観光協会の古川征夫会長は「試行では、入域料をみなさん抵抗なく
出してくれている。それを無にしないように取り組んでいかないといけない」と話す。
妙高市観光協会によると、燕新道登山道が去年の台風の影響で通行止め、大蔵乗越付近は残雪があり通行止めとなっている。また、高谷池ヒュッテは今年増築されたが、感染対策で定員を半分以下の40人ほどに縮小して営業、黒沢池ヒュッテは営業休止となる。古川会長は「ヒュッテの予約が結構きているが、コロナの影響でどれだけ迎えられるか苦労している。特に火打山は草花がきれいなので、ぜひ天候に恵まれたときに登山していただきたい」と話した。
なお、毎年山開きにあわせ、燕温泉で関山神社の阿弥陀如来立像がご開帳されていたが、今年は中止となっている。
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