2020年06月16日 09:11更新
妙高高原いもり池で繁殖している外来種、オオハンゴンソウの駆除に妙高市立妙高高原南小学校の児童が15日、汗を流した。
オオハンゴンソウを駆除したのは妙高高原南小学校の4年生8人。児童は、オオハンゴンソウがいもり池の生態系に影響を与えていることを学び、いもり池の案内所に協力して、オオハンゴンソウの駆除をすることになった。作業は今月に入ってから毎週月曜日に行ない、15日で3回目。
オオハンゴンソウは繁殖力が強く、大きいものでは約1mに伸びている。児童は1本1本、根っこから引き抜いていった。
いもり池案内所によると、オオハンゴンソウは湿原に群生することが多く、ミズバショウの生育を脅かしているということ。妙高高原いもり池案内所の北村直紀さんは「手を出せるときに出しておくことがミズバショウを守るためには非常に重要」だと話す。
15日は約1時間の作業で45リットルの袋、8袋分を駆除した。児童は「根っこ太くて抜くのが大変だった」「いもり池が在来種の花畑になってほしい」と話した。また、湯浅昭司校長は「児童には将来、地域の自然を守っていくような人になってもらいたい」と期待を寄せた。
児童は来週は、いもり池でヨシ狩りをするということ。
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