2020年04月19日 04:35更新
上越市の日本画家川崎日香浬さんと火山地質学者の早津賢二さんが絵本「火の山みょうこう」を共同出版した。
火の山 みょうこう
火山地質学者早津賢二さんが妙高山を50年以上研究してきた成果を文章にまとめ、絵の部分を上越市の日本画家川崎日香浬さんが水彩画で描いた。完成には1年半かかった。
火山地質学者 早津賢二さん
絵本では2万年前妙高山が噴火によって山崩れを起こしたことや、5,000年前縄文時代に噴火した様子などが描かれている。早津さんは「広く地元の人に妙高さんを知ってもらいたい。研究するといろんな要素があって良い山に出会えたと感じている」と話す。
日本画家 川崎日香浬さん
この他、妙高山の四季などが22枚の絵で描かれている。絵を描いた川崎さんは早津さんの文章を読むほどにイメージが膨らんだということ。川崎さんは「早津さんの文章を読んで妙高山は様々な形に変化して今があると感じた。子どもからお年寄りまで楽しめると思うのでぜひ見ていただきたい」と話した。
絵本「火の山みょうこう」は46ページ、700部。早津さんは「地元の象徴というだけでなく、私たちの生活と密接に関係していることを読み取ってほしい」と呼びかけた。
■問合せ:妙高火山研究所 ℡0255-72-0286
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