2020年04月01日 16:08更新
今月13日、直江津港でカヤックに乗って漂流していた男性を救助したとして上越海上保安署が30日、国際石油開発帝石、直江津LNG基地の新川潔所長と職員あわせて5人に感謝状を贈った。
保安署によると今月13日、直江津港でカヤックに乗り、釣りをしていた長野県在住の男性が強風で岸に戻れなくなったと男性の同行者から保安署などに通報があった。同時にLNG基地でも監視モニターで漂流するカヤックに気付き、ただちに職員10人が浮き輪と縄はしごを持って駆けつけ、男性を救助したということ。
救助に関わった一人、須貝渉さんは「当時現場に行ったときはカヤックが流されていて見えなかった。弊社でも救助は不可能と判断していたが、その後カヤックが少しずつ来ているのが確認でき、救助対応にあたった」とふり返った。
当時、現場では北西の風15mが吹き、波の高さが1.5mほどあったにも関わらず、救助された男性はカヤックで釣りをしていたという。須田さんは「たまたま自分たちがいたから助かったものの、あと5分ほど遅れていたら男性は体力を無くして助からなかったと思う」と話した。海上保安署によると、今年に入り直江津港内での釣り人による漂流事案はこれが2件目になる。
上越海上保安署の吉田勝昭署長は「今年は暖冬の影響なのか、真冬である2月、3月でも考えられないほどボートやカヤックに乗った釣り人が多く見られた。今年起こった2件とも内陸部在住の方だった。今後2度とこのようなことが起きないよう。内陸部の方々に危険だということを伝えてほしい」と注意を呼び掛けている。
※ご覧の記事の内容は2020年03月30日 JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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