2020年03月28日 17:25更新
改築工事が進められてきた春日神社の社殿がこのほど完成し、28日、関係者があつまり社殿を祓い清める神事が執り行われた。
神事には、改築奉賛会の会員や氏子総代をはじめ工事関係者など約80人が出席し、社殿の完成を祝った。
春日神社では、これまでの社殿が老朽化したため4年前から改築計画をすすめてきた。改築されるのは、200年前の火災で焼失して以来で、上越地域の企業や氏子などから寄付を募り、約1億2600万円かけて行われた。
新しい社殿の広さは、これまでの1.4倍で冷暖房も完備。壁や天井には、ヒノキやアキタスギがふんだんに使われ、明るく仕上げられている。また、多くの備品も新調された。
改築奉賛会の小林榮会長は「多くの皆様から物心両面の支援をいただいた。地域の皆さんの心のよりどころが形になった。これからも長く愛されていきたい。」と。
風間常樹彦宮司は「平成から令和の元号の節目に社が新しくなったことは歴史に残るできごと。どんな形になるか心配だったが氏子や役員に支えられ今日を迎えることができた。感謝している。」と話していた。
翌29日には仮の社殿からご神体をうつす「遷座祭」も行われる予定だ。
神社によると新しい社殿では5月以降に3組のカップルが結婚式を挙げるという。
なお、春日神社では毎年4月22日と23日に春の例大祭がとりおこなわるが、今年は新型コロナウィルスの感染防止のため、22日の神輿巡行が中止になった。神事は執り行われる。
神輿巡行は中止だが、祭りの2日間は神輿を社殿に飾り、氏子町内の山車も社殿の前に飾る。
風間宮司は「新しい社殿とあわせてぜひ見てほしい。」と話している。
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