2020年03月26日 17:35更新
来月から新学期が始まるのを前に新型コロナウイルスの感染対策を台湾の学校に学ぼうと、上越市の上越高校が26日にインターネットを使って台湾とオンライン会議を開いた。
これは上越高校が昨年から台湾新北市の清傳高級商業職業学校とオンライン会議を重ねてきたことをうけて実現した。オンライン会議には台湾の小・中・高校3校の校長や生徒、そして上越高校の職員などが参加。
台湾では早くから国を挙げた感染対策が進められ、学校は春節の休みを2週間延長したあと、現在は通常通りの活動が行われている。この日は各校の対策の内容が紹介された。
この内、重陽小学校では児童が登校する際に校門前でサーモグラフィーを使った検温と手洗いを実施しているという。検温では37.5℃以上の熱がある児童を判別する機械が導入されている。対応には保護者も協力し毎日12人のボランティアが500人以上いる児童の誘導にあたっている。
また小・中・高の児童生徒には国から専用カードが配布されていて、薬局で提示すると1週間で5枚のマスクがもらえるという。
上越高校からは授業の進め方などについて質問があり、体育の時間はどのように行っているかという質問に対し台湾では「バスケットボールなど屋内のスポーツは全て外で行っている」と対策について語った。
上越高校の風間和夫 校長は「日本で起こっているコロナウイルスの深刻な現状を心配している気持ちが伝わってきた。保護者への協力を求めることも大事だと感じた」 と話した。
※ご覧の記事の内容は2020年3月26日(木)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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