2020年01月28日 16:04更新
新しいエネルギー資源として注目されているメタンハイドレートについて学ぶ出張授業が上越市立直江津小学校で28日に行われた。
メタンハイドレートは、メタンと水が低温、高圧の状態で結晶化したもの。上越沖には6億㎥の埋蔵量があると推定され、メタンガスにすると上越地域で消費する約10年分の量になるという。上越市では、地元の子どもたちにメタンハイドレートについて学んでもらおうと、3年前から出張授業を行っている。この日は4年生26人が、メタンハイドレートが上越沖の海底 約900mから採掘されていることや、今後10年以内に国内で新しいエネルギーとして実用化されることなどを教わった。
実験では、火力発電所の蒸気タービンに見たてた実験器具を使い、燃料を燃やしてお湯を沸かし、その蒸気でタービンを回して電力を発生させた。メタンハイドレートも将来、同じように燃料として使われることにななる。
授業を受けた児童からは「身近にメタンハイドレートが使われることに驚いた。今ある資源では足りないところもあると思う。資源が増えることは良いこと。地元で取れることは嬉しい」という声があった。上越市産業立地課の松井健太主事は「現在、火力発電所の燃料は海外のものに頼っている。今後は国産のものに注目していければ」と話した。
出張授業は、来月、宝田小学校でも行なわれる。
※ご覧の記事の内容は2020年1月28日(火)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch)初回18:30
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