2017年04月18日 09:13更新
県内の若手大工が腕前を競う技能大会が、15日上越市で開かれた。
技能大会は、20代から30代の若手に高度な建築技術を習得してもらおうと、新潟県建築組合連合会が毎年開催している。
15日 上越テクノスクール
今年は、各地の予選を勝ち抜いた24人が出場。競技は、複雑な組み合わせを正確に仕上げる技術が求められる軒部分の骨組「振隅木(ふれすみき)」と「脚立」を製作する2部門でおこなわれた。
出場者は5時間半の持ち時間内に図面を書き、材料を削り、くみ上げまでおこなう。審査の基準は寸法の正確さや見た目、そして作業後の整理整頓まで。
競技の様子は一般にも公開され、会場には出場者の家族や職場の上司の姿なども見られたが、声をかけるのは禁止されている。出場者はカンナで削る音や、木槌の音が響かせながら、黙々と作業を進めた。
競技の結果、上越地区から出場した樋口建設の野沢宏樹さんが「脚立の部」で優勝。山岸建工の山岸翔さんが「振隅木の部」で5位に入賞した。