2019年12月12日 09:22更新
新潟県を代表する十日町市出身の染色作家、村山雨景さんの作品展「一期一会・染め絵の世界」~あなたに、この期に会えたなら~が、12月14日(土)、15日(日)の2日間、高田図書館にある小川未明文学館市民ギャラリーで開催されます。
今年で作家活動57年目を迎えた村山さんは、着物のまち十日町に生まれ、幼いころから家業の染色を見て育ちました。15歳で作品作りを始め、その後京都での手描き本友禅・ロウツケ染めの修業を経て、ロウと染色を巧みに繰り返す独自の技法「雨景染め」を編み出しました。現在は長岡市を拠点に活動しています。
染色画「ロマンチック街道」
日本の美しい情景を巧みな技で表現した染色画は、一つの作品が完成するまでに36工程ほどの作業を重ね、手間暇かけて作られます。
染色画「雪の里」
染色画「雪の里」は、雪国に生まれ雪国で育った村山さんのふる里の情景をロウケツ染めで制作しました。
作品展のタイトルにもなっている「一期一会」には、「美術館など決まった場所での展示をしていないため、たびたび見てもらえるものではない。来場された方とのご縁に感謝し、作品との出会いを楽しんでほしい」という願いが込められています。
日本画「妙高の月」
会場には新作を含む染色画・日本画・タペストリー等、約40点が展示されます。今年上越市で行われる村山さんの作品展は、今回の小川未明文学館が最後ということです。
村山雨景展「一期一会・染め絵の世界」~あなたに、この期に会えたなら~
■日にち:12月14日(土)、15日(日)
■時間:10:00~17:00(15日は15:00まで)
■会場:小川未明文学館市民ギャラリー
■料金:無料
■問合せ:越後友禅会 ℡0258-29-6391
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