2025年01月12日 17:27更新
今年1年、火災や災害がないことを願い、市民の防災意識を高める消防出初式が12日(日)に上越市で行われ、消防車両のパレードや、はしごのぼりが披露されました。
消防出初式は去年、能登半島地震の影響で中止になったため2年ぶりに行われました。参加したのは、消防団員などおよそ650人です。
式典が上越文化会館で行われたあと、消防車28台が謙信公大橋からかに池交差点の近くまで、およそ1.7キロにわたりパレードしました。
続いて、板倉方面隊の団員30人がショッピングセンターで伝統のはしごのぼりを5年ぶりに披露しました。はしごのぼりは、板倉区で130年以上続くもので市の地域の宝に認定されています。
団員は高さ7メートルのはしごを登り手や足で体を支える10の技を披露しました。技が決まると観客からは大きな拍手が送られました。
観客
「高いところに登ってすごかった」
「ニュースでも火事多い。火の元、ストーブ関係は気を付けようと思う」
板倉方面隊はしごのぼり 藤巻吉明 隊長
「無事に終わってほっとしている。これをきっかけに火の元を注意する意識を持ってもらえれば」
上越市では、住宅火災が去年1年間で21件発生しました。前の年より7件増えています。高田地区の住宅の密集地で火災が3回あり被害が広がったほか、1人が亡くなっています。
上越市消防団 小川時雄 団長
「去年3件の大きな火災が立て続けに起きた。そのうち1件は死者も。とても危惧している。消防も防火対策に努めていく。住民の皆さんのご協力をお願いしたい。火災警報装置は義務づけられている。10年以上経過した場合は、電池の交換や新たな火災報知機に交換するようお願いしたい」
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