2019年10月02日 18:25更新
70歳を対象にした健康講座が2日妙高市で開かれ、参加者が自分の筋力を測りながら介護予防を学んだ。
この講座は妙高市が「健康長寿!目指せ元気100歳運動」と題し、3年前から開いている。
ねらいは高齢者ができるだけ長く、日常生活を支障なく暮らせること。今回は今年度70歳を迎える20人ほどが参加した。市によると、介護認定の申請が最も増えるのは80歳から84歳で、主な原因には筋力の低下や認知症があげられている。
参加者は介護認定の状況を聞いた後、自分の筋力を測定した。測ったのは握力、歩行速度、ふくらはぎの太さ、かむ力の4つ。
握力については男性は26キロ、女性は18キロ以下で筋力が低いとみなされる。握る力は手だけでなく全身の筋肉を使うため、衰えをみる目安にもなる。
握力が衰えの目安を下回った女性は「ジャムのふたが開けにくい」と、日常生活の中で、握力の低下を実感している。
筋力測定では基準を下回る項目が多いほど、介護が必要になるおそれが高くなる。参加者はこのあと、元気な体を保つにはエネルギーとたんぱく質が必要なこと、体を動かせば食欲が出ることなどを学んだ。
参加した男性は「以前、土木関係の力仕事をしていたので握力に自信があったが、基準値を下回って驚いた。運動をがんばりたい」と話していた。
運動を続けるには根気がいる。たとえばスーパーへ買い物に行ったら、車は入り口から遠い場所に駐車して歩くようにする、買い物はカートを使わずにかごにするなど、日常の中に少しずつ運動を取り入れると続けやすいかもしれない。
※ご覧の記事の内容は2019年10月2日(水)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 10月2日 19:00~ 10月8日 19:00まで)
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