2019年09月07日 14:00更新
去年1年間で新潟県を訪れた観光客は7,482万8000人で前の年に比べ、3.2%増えたことがわかった。そのうち上越地域は1,300万人で、前の年に比べ、2.4%増えた。
これは県の調査で明らかになった。それによると、平成30年の県全体の観光入込み客数は7,482万8,000人で、前の年から235万人、3.2%増えた。
上越地域は1,300万3,000人、前の年より31万人ほど、2.4%増えた。
県の分析では、4月の高田城百万人観桜会が前の年より44万人ほど少ない88万人となったものの、おととし、リニューアル工事で休館になっていた水族博物館が、うみがたりとしてリニューアルした結果、来館者が58万人ほど増えて64万3,000人だったことが増加につながったとみている。
そのほかの観光地については、春日山城跡が2万1,000人減の23万3,000人、道の駅あらいが9万6,000人増の303万4,000人だった。
さらに、季節別のレジャーでは、海水浴客が1,300人減の53万7,000人、スキー客が4,100人減の84万3,000人だった。
県全体としてみると、海水浴やスキー、祭り・イベントの割合が全体の4割強を占めているため、天候などに左右されやすいということ。一方で、ここ最近は食への関心が高まっていて、いわゆる都市型観光の比率が高まっているとみている。
一方、上越市によると、この夏の上越蓮まつりは、37日間の開催で19万8,000人の入込数だった。これは去年より3,000人多く、1.5%の増加となった。ことしは、去年より会期を11日延ばして、今年はじめてオーレンプラザで物産展なども開いたが、大幅な伸びにはつながらなかった。市では、その理由として、バスツアーが去年より少なかったこと、真夏日や猛暑日が続いたため、外出が敬遠されたとみている。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.