2019年08月30日 18:14更新
土木を学ぶ高校生に建設業の魅力を知ってもらおうと30日、橋の架け替え工事現場の見学会が開かれた。
見学会は、上越市有間川地区の有間川橋架け替え工事現場で行なわれた。ねらいは、若い人材を確保し人手不足を解消すること。
主催した新潟県建設業協会上越支部青年部会の大嶋正寛副部会長は「建設業界に若い人は1割いない。技術の伝承がむつかしくかなり深刻。」と危機感を募らせる。
30日参加したのは、県立上越総合技術高校土木防災科の2年生40人。
生徒は現場の担当者から有間川橋が建設から60年ちかく経ち塩害による損傷が深刻なこと、5年かけて架け替えていることなど説明をうけた。
現場では、老朽化した橋の様子や本工事にむけた迂回路の工事を見学した。
参加した生徒は「いろんな工事があり土木は大変だが、大勢で一つの事をやる魅力がある。ここは波も強く命の危険もある現場で頑張っていることに感謝。進路選択の視野に入れてもよい。」と好意的にとらえていた。
大嶋さんも「自然の厳しさ現場につきもの。大変な分やりがいや達成感もある。」とラブコールを送っていた。
高田河川国道事務所によると管内にある195の橋のうち有間川橋を含む8か所で架け替え工事が進められているという。
大嶋さんは「人手不足のままだと建て替えできない。老朽化する社会資本を維持できなくなる。ぜひ建設業に入ってほしい」と話していた。
生徒たちは来週、建設業界で働く若手技術者との意見交換も行うことになっている。
※ご覧の記事の内容は2019年8月30日(金)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 8月30日 19:00~ 9月5日 19:00まで)
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.