2019年06月15日 00:00更新
天皇陛下が親王だったときの直筆サインが15日から金谷山にある日本スキー発祥記念館で展示される。これがそのサイン。
今から34年前の昭和60年、留学先のオックスフォードで、自らもビオラを弾かれた演奏会のプログラムに書かれたもの。演奏会は、留学を終えるにあたって開かれた。
このサインを所有していたのは当時イギリスに住んでいたレルヒ少佐の次女ヘラ・ホリヤーさんだ。
レルヒ少佐の次女 ホリヤーさん(中央)
ホリヤーさんは、上越市のレルヒの会の羽尾勇さんや当時の植木市長と親交があり、そのつてから宮内庁に働きかけてもらい、演奏会場で徳仁親王と面会することができた。サインはその記念として受け取ったという。
その後、ホリヤーさんが来日した際、日本ゆかりの品を役立ててほしいと羽尾勇さんに託された。以来、羽尾さんの手元で人目に触れることなく保管されてきたが、このほどの天皇陛下即位をうけ、多くの人に見てもらうため市に寄贈した。
羽尾さんは、「レルヒ少佐と上越市は切っても切れない関係。」「時代を超え世代を超えて続く友好関係を感じてほしい」と話していた。
サインは、レルヒ少佐の遺品や姉妹都市リリエンフェルト市との交流を紹介するコーナーに展示される。
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 6月14日 19:00~ 6月20日 19:00まで)
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.