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総勢385人!出水期に備え関川河川敷で合同水防訓練

2019年05月19日 18:55更新

梅雨や台風で川が増水しやすくなる時期を前に19日、上越、妙高、糸魚川の3市の消防団などによる合同の水防訓練が上越市鴨島地内の関川河川敷で行われた。Still0519_00001この訓練は水害にそなえて被害を防ぐ技術の向上と体制の強化を図ろうと高田河川国道事務所や消防組織でつくる水防連絡会が毎年行っている。

この日は2年に1度の関川河川敷での訓練が行われ上越、妙高、糸魚川の消防団や行政機関、関川沿岸の町内会など385人が参加した。訓練は多くの被害を出した平成7年の7・11水害をもとに、川の水が高田水位観測所で避難判断水位となる5.05mに上昇した想定で行われた。

各消防団は「木流し工」や「シート張り工」と呼ばれる、川の流れを緩めて堤防の崩れを防ぐ応急工事にあたった。Still0519_00003Still0519_00000

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また一般参加した関川沿岸町内の住民75人も土嚢を積む訓練に参加。各町内の役員などが代表として参加しているため、やり方を知らない人も多く、作業を確認しながら行った。

南城2の男性は「いろいろ疑問に思って作業を見ながら考えていた。もしかしたらやるかもしれないからね」

鴨島2の男性は「去年はなかったけど一昨年2回水害があったし、集中豪雨になれば必ず水がつく場所なのでね」と水害への意識を高めていた。Still0519_00005Still0519_00006

また関川の中でおぼれた水難者を橋の上からの降下やボートを使って救助する上越消防本部の訓練も初めて披露された。

高田河川国道事務所の遠藤正樹所長は挨拶のなかで昨年7月の西日本豪雨で200人以上が犠牲になり、なかでも避難情報が出ているのに避難を怠った犠牲者がいたことを振り返り「河川改修などのハード対策に加えて、速やかに避難するソフト対策が課題。西日本豪雨を教訓に、まずは身の回りが安全か確認し、危険な場合は迷わず、速やかに避難することを心がけてほしい」と話していた。Still0519_00007

※ご覧の記事の内容は2019年5月20日(月)JCVニュースLiNKで放送予定(TV111ch) 初回18:30~※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間日5月20日 19:00~26日 19:00まで) 

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