2019年05月08日 19:46更新
農家の担い手確保をめざします!
上越市はドローンやICTを活用したいわゆるスマート農業の普及をめざし、来週から、自動で直進をキープして走行する田植え機の実証テストをはじめることになった。
上越市では、農業の担い手を確保し、もうかる農業をめざそうと、新しい技術の導入を検討してきた。これまでにも、ドローンを使って稲の育ち具合を確認する技術やレーザービームで代かき機を自動制御する技術など、いわゆるスマート農業の導入を農家に促してきた。
スマート農業プロジェクト委員会の近藤直樹委員長は「メリットはこれまでの人手不足や労働力の省力化。大区画のほ場整備をする農家が多い中、前例になれば」と話した。上越市は、スマート農業のノウハウや技術を開発するプロジェクトを今年度から、2年計画で取り組む。目玉のひとつが、経験の浅い人でも正確に田植えができる直進自動操舵機能を持った田植え機の実証実験。これを使うと、田植えの作業時間を10%ほど短くする効果が期待できる。
このほか、スマートフォンを使って、田んぼへの給水を遠隔操作する技術の実証実験が予定されている。これが実現すると田んぼの見回り時間を60%以上減らせるということ。スマート農業の実証実験は今月18日、板倉区高野地区で始まる。
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間日5月8日 19:00~5月14日 19:00まで)
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