2019年03月13日 09:49更新
北陸新幹線の開業が今月14日で丸4年が経つ。上越妙高駅の周辺でもさまざまな施設ができ、まちなみも少しずつ変わってきた。駅周辺の住民や関係者は町のにぎわいづくりに「夜間人口」をキーワードにあげ、今後の盛り上がりに期待している。
2018年には7月に駅周辺で初めての宿泊施設「APAホテル」が東口側にオープン。11月には西口側に日帰り温浴施設「釜ぶたの湯」がオープン。その近くには15階建ての分譲マンション「ポレスター上越妙高駅前」が3月末に完成し、現在56戸あるうちの3分の2以上で入居が決まっているという。入居は6月から始まる。
上越妙高駅周辺の商業用地は約9万6,000㎡。その利用率は71.4%今後利用を検討している割合も17%に達し、9割で利用の目途がたった。
現在西口ではビジネスホテルの「東横イン」と「スーパーホテル」が年内に完成する予定。これで駅周辺はAPAホテルを含め3つのホテル約500室が確保されることになる。
地元の地権者でつくる土地利用促進協議会の山本良昭さんはほぼ想定通りと話す。「ビジネスのお客さんが多くて泊まる場所がほしいという声が非常に多かった。まずはそういう施設を作ってあげる。そうすると自ずと夜滞住する人口が増えるので食べたりする場所がほしいという声がでる。そういった流れでまず『夜の人口』を増やすということで動いてきた。飲食関係者もそういう声を聞いてあの辺に出れば商売できるんだなと風に考えて、今話せないがいくつか検討している企業がいる」
実際、山本さんの言葉を裏付けるように4月25日には西口に喫茶店チェーンの「コメダ珈琲」がオープン。さらにコメダ珈琲の近くには2階建ての商業テナント施設がことし夏に開業する。同じく東口でもAPAホテルのそばにある出店検討中の区画はすべて飲食店という。山本さんは上越妙高駅を『市の玄関口=ゲートウェイ』として位置付けたうえ、駅周辺のまちづくりに手ごたえを感じている。
「利用者数は富山・金沢はちょっとずつ減ってきたところがあるが、上越妙高駅は横ばい推移で数字を見て色んな業種の人がこれは商売になると出店を決めてきた。市民の人から見ると他の賑やかな駅と比べて見劣りするところもあると思うが非常に機能的な駅周辺になっていると思う。いわゆる長野とか富山とか金沢のような大きな駅ビルがあって発展していく駅ではなく駅利用者の利便性の施設市の玄関口として発展していくという形を目指している」
2019年は駅周辺の風景に変化が訪れそうだ。
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