2018年12月12日 19:25更新
VRはリセットできるが、現実でけがをしてもリセットはできない!
電気工事中の高い場所からの落下や感電などの労働災害を防ごうと、VR、いわゆる仮想現実体験を使った研修会が開かれた。VR研修とは、一体どんなものか?
研修会は東北電力新潟支社が開いたもので、上越市では初めて。13日までの3日間で東北電力や協力会社の職員180人が参加する。電気工事は、鉄塔に上って電線を交換するが、常に落下や感電の危険がある。参加者は、専用のゴーグルをつけて高いビルの足場にいるような疑似体験をした。これはVR、仮想現実と呼ばれる技術だ。
VR体験をした参加者は「リアルでひざがガクガクした。安全に作業をするよう、注意喚起につなげたい」と、VR体験に驚きながら話した。
VR体験者が見ている映像
参加者はこのほか、高い場所での命綱になる安全帯を腰の骨に合わせて正しくつけることや、電気設備は停電しても電気が残っているため注意する必要があることなどを学んだ。
安全帯の位置を確認
東北電力新潟支社によると、電気工事に関する労働災害事故は今年度、県内で16件あり、17人がけがをしたという。
参加者は「研修会は紙の資料で行うことが多いが、体験をすることで改めて事故に気を付けようと感じた」と話した。
※プレミアム会員 見逃し視聴(配信期間 12日19:00~18日19:00まで)
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