2017年02月15日 14:53更新
仏教の開祖、釈迦の命日におこなう伝統行事「だんごまき」が、上越市寺町3丁目の大嚴寺(だいごんじ)でおこなわれた。
「だんごまき」は釈迦を偲び、ご利益を分け合うため毎年、釈迦の命日の2月15日に行われている仏教の伝統行事。今年も寺に隣接する明照幼稚園の園児が参加し、にぎやかに行われた。
大厳寺の住職 佐藤信明(さとう しんみょう)さんは、釈迦の死が描かれた絵画「涅槃図(ねはんず)」を前に、園児にだんごまきの由来を説明。「だんごまき」は釈迦を火葬した灰を弟子たちが形見としてだんご状にし、分け合ったことが由来だと伝えられている。
このだんごを食べると一年間無病息災で過ごせるともいわれ、園児は「だんごまき」の掛け声に合わせてまかれただんごを拾いあげた。
「だんごを食べて、元気に楽しく過ごしたい」と笑みを浮かべる園児。住職も「子どもたちが一年間元気に過ごせることが一番」と健やかな成長を祈っていた。
※2017年2月15日 ニュースLiNKで放送 初回18:30~