2017年02月08日 16:45更新
作家の堺屋太一さんが、日本近代郵便の父「前島密」を題材にした小説を執筆するため、8日に上越市を訪れ、下池部の前島記念館などで取材した。
堺屋太一さんは「油断」や「平成三十年」といった小説で知られるベストセラー作家。堺屋さんは通商産業省の職員時代、大阪万博を手がけた際に前島密のことを知り、日本の文明を拓いた人、文明の恩人ともいえる偉人をなんとか紹介したいと、今回小説の題材に決めた。
堺屋さんが、上越に訪れたのは、新潟日報で連載していた上杉景勝を主人公にした小説「三人の二代目」の取材以来2回目。
前島密記念館では展示資料を確認し、館長から密の業績について取材した他、密が通った塾や、幼少期を過ごした現在の東本町周辺なども訪れた。
堺屋さんによると出版予定は未定で、業績が多く焦点をしぼれず、構想もまだ固まっていないということ。出版した際は「特に若い人に読んでもらうことで独創力をもってもらい、元気を出してほしい」と話している。
※2017年2月8日 ニュースLiNKで放送 18:30~