2017年02月07日 16:07更新
去年7月に発覚した上越市が指定するごみ袋の不具合問題。去年12月の公表後、不具合のあったごみ袋の回収率が約5%にとどまっていることがわかった。
これは7日の上越市議会厚生常任委員協議会で市の報告で明らかになった。この問題は、去年3月から5月に製造された上越市の指定ごみ袋「燃やせるごみ」と「生ごみ」用の2種類のうち、計8万4,000組が破れやすくなっていた。この中で流通している約4万4,000組を製造業者の費用負担で回収と交換を進めている。
しかし、回収率は先月末の時点で約5%にとどまっている。市によると、すでにごみ袋を使用していることなどから思うように回収が進んでいないということ。
市では不良品を発生させない対策として、検査の回数を3か月に1回から毎月1回に増やすこと。また検査対象の品目を燃やせるごみと生ごみ用の1種類ずつから、全7種類に拡大している。
ごみ袋の回収は現在も行われているが、市では現物がない場合の交換は現実的に難しいと判断し、未回収分のごみ袋の財源を、子育世帯を対象に実施している、ごみ袋支援制度を拡充することで対応する。
具体的には、子育て世帯に無償で配布しているおむつ用ごみ袋引き換え券のサイズを10リットルから20リットルに変更する。市ではレシートがある場合、ごみ袋を買った販売店での交換を。また、レシートない場合でも袋がある場合は、製造業者や市に連絡するよう呼びかけている。
※2017年2月7日 ニュースLiNKで放送 18:30~