2018年09月23日 19:22更新
上越市牧区の棚広集落で23日、地域住民や新潟大学の学生などが協力し、棚田の稲刈りをした。
稲刈りをしたのは、棚広集落の住民をはじめ新潟大学の学生など合わせて42人。住民や学生は、集落にある棚田約20アールの稲刈りや運搬、はさ掛け作業を体験した。
稲刈りは、棚田を保全し、耕作放棄地をなくそうと新潟県が取り組む「棚田みらい応援団」の一環として行われた。「棚田みらい応援団」が上越で活動するのは今回が初めて。
参加した学生は、「祖父母が田んぼをしていて農業には興味があった。実際に体験してみると大変だった。」と話した。
また、県の取り組みとは別に集落では、地域を守るため周りの町内会と協力し、2年前に協議会を立ち上げた。今回の稲刈りは、その取り組みの一つ。原地区集落ネットワーク圏協議会の羽深栄一会長は、「地域を守るとは経済の循環。町内を見れば農業が産業。それを循環させ、経済や人との交流を発生させることによって地域が元気になる。」と地域の発展について話した。
稲刈りは、これまで暮らしやすい地域づくりや交流人口の拡大などについて一緒に計画を考えてきた愛知県の大学教授をはじめ、その学生も参加した。協議会では、今後も学生などと連携していく予定。
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