2018年09月12日 09:09更新
上越市の姉妹都市、オーストリアリリエンフェルト市の市長夫妻が11日、上越市の村山市長を訪ね3年後の姉妹都市提携40周年へむけた記念行事について意見を交わした。
リリエンフェルト市は、アルペンスキーの創始者マチアス・ツダルスキーが近代のスキー術を完成させた地。上越市が日本スキー発祥の地であることが縁で、1981年に姉妹都市提携を結んだ。
今回上越市を訪れたのはリリエンフェルト市のウォルフガング・ラーベンバッハー市長夫妻、そしてテレマークスキー協会のアーノ・クリーエン会長夫妻など5人。一行はきのう上越市に入り、きのうは高田公園や金谷山の日本スキー発祥記念館を訪れた。
記念館では昔のスキー板を見学したほか、市民団体「レルヒの会」のメンバーから日本スキーの歴史について説明を受けた。
この後、上越市役所も訪れた。一行が到着すると、職員らが大きな拍手で出迎えた。
ラーベンバッハー市長はおととし市長に就任し、上越市を訪れるのはこれが初めて。上越市とリリエンフェルト市は、3年後の2021年に姉妹都市提携から40年の節目を迎えることから周年行事を計画している。
村山市長は「これまでの友情の証を確かめながら新しい時代へ向けた新たな交流のあり方を共に考えたい」と話した。
またラーベンバッハー市長は「高田公園や日本スキー発祥記念館など上越市のすべてが素敵だった。まだ具体的な計画はないが、姉妹都市提携40周年を記念して、両市の住民らが友好関係を盛り上げていけるような催事にしたい」と話していた。
一行はこのあと上越市立水族博物館うみがたりを見学した。
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