2018年09月08日 18:43更新
上越地域で活動する現代詩のサークル「上越詩を読む会」が設立20周年を迎え、8日、記念式典が開かれた。
式典には会員ら18人が出席し、まず、20周年記念誌に掲載された会員自作の詩の朗読会が開かれた。
この会は、上越地域に詩人のグループがないことを危惧した「文芸たかだ」の編集長吉越泰雄さんら4人の呼びかけによって1998年に発足。当時の会員は30数名で、地域に根ざした郷土色ある詩を作ろうと活動がスタートした。以来、会員自らが講師となって年7回の講座を開いてきたほか、朗読会や詩集の発行をはじめ、著名な作家を招いて講義を開催してきた。
式典では、発足当時を知る発起人による座談会が開かれ、20年に及ぶ会の足跡を振り返った。
会の特徴のひとつが会長以下役員が2年で交代すること。橋本会長は、上下関係を作らないことが20年続いた理由と話していた。式典では、会員ひとり一人から会に寄せる思いも語られ、「詩を作るようになって身の回りの出来事を大切にするようになった。」「客観的に自分を見つめ、成長につながった。」など発言が出されていた。
橋本八典会長は「今はいろいろなメディアが発達していて発表の場も多いが、私たちはこの場を大切にし、この地から全国に発信していきたい」と話していた。
上越詩を読む会の20周年記念誌や会の活動に関するお問い合わせは、中嶋さん090-4024-0831まで。
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