2018年08月16日 16:34更新
妙高市赤倉出身の画家で昨年113歳で亡くなった後藤はつのさんの絵画展が、実家の赤倉ワクイホテルで開かれている。
後藤はつのさんは、明治36年赤倉温泉 東風館、現在の赤倉ワクイホテルに生まれた。絵を描き始めたのは73歳のとき。家族のすすめで、認知症予防のために始めた。
作品は幼少期の妙高の風景が中心で祭りや凧揚げなどの思い出。昨年5月に亡くなるまで、毎年縦160㎝、横110㎝ほどの大作を手掛けていた。
絵画展では、昭和60年から平成14年までに描いた19点が客室などに展示されている。
孫が七五三を迎えたときの晴れ姿
明治42年 遠足で苗名滝に行ったときの思い出
展示には工夫が凝らされている。雪をモチーフにした作品のまわりには、梱包材で雪が演出されている。
赤倉ワクイホテル7代目の涌井大輔さんは「最近ではお父さん、お母さんを連れて見に来る方も多くいる。より多くの皆様に見ていただきたい」と話している。
「後藤はつのおばあちゃんの絵画展」は、赤倉ワクイホテルで11月30日まで開催されている。入場料は作品の絵葉書5枚がついて350円。
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