2018年08月05日 15:51更新
6日に広島市で開催される平和記念式典に参加するため、上越市内の中学生が5日、上越市を出発した。
上越市では若い世代に戦争の悲惨さや平和について考えもらおうと、市内の中学生に広島市の平和記念式典に参加してもらう取り組みを20年以上続けている。ことしは中学生1年生から3年生、合わせて24人が参加することになり、今朝、出発式が開かれた。
出発式では野澤朗教育長があいさつし、「広島でしか感じられない空気、風景、人々を見て、聞いて、肌で感じてほしい。戦争はなぜ起きてしまうのか、考えるきっかけにしてほしい」と激励した。
また各中学校や市民が作った折り鶴2万羽を託した。
これに対し、直江津中学校3年生の髙原碧波さんが、「過去の過ちを学び、繰り返さないよう語っていく使命がある。その役目を果たせるよう、しっかりと学んできたい」と、誓いの言葉を述べた。
中学生は平和記念式典に参加するほか、式典の会場にある「原爆の子の像」に折り鶴を捧げる。また、爆心地から近い小学校では当時、原爆で壊された壁の一部などが保管されていて、見学することにしている。中学生は出発式が終わるとそのままバスに乗り、保護者などに見送られながら広島へと向かった。中学生は式典に参加したあと、7日に上越市に戻り、夏休み明けには学校で感想を発表することにしている。
Copyright (C) 2016-2023 上越妙高タウン情報 All rights reserved.