2018年07月28日 13:29更新

15年ぶりの復活！

上越市大島区で長年途絶えていた夏祭りの前夜祭を、地元の大島中学校の生徒が“よんご提灯まつり”として、きょう28日に開催する。

“よんご”は大島区周辺の方言でウリの一種、夕顔のこと。よんご提灯は夕顔をくり抜いて作る。大島区の一部の集落では昔から秋祭りでよんごを使った提灯を飾ってきた。生徒たちはこの伝統を活かして前夜祭の目玉にしようと考えた。

前夜祭では、参加者に提灯を作ってもらって、その出来栄えを競うコンテストを行う。27日は生徒10人が本番に向けコンテスト用のよんごの選定を行った。

大島中学校2年生 飯田侑希 さんは「よんご提灯のコンテストに注目してほしい。自分の考えたデザインでつくることができて、他の人と競えるので楽しいと思う」と話す。

このほか、前夜祭では、生徒が自ら育てたカブトムシを希望者にプレゼントする。今回のイベントではオスとメスのペアで約80セットが用意されているという。生徒はこのプレゼントに向けてカブトムシの梱包作業も行った。

前夜祭の企画は生徒がふるさとを賑やかにしようと地域協議会で発表し、採用されたもの。

飯田さんは「(大島区は)有名になってほしいし、もう少し元気で若い人がたくさんいて、活発になってくれれば」と話している。

よんご提灯まつり
■日時：7月28日(土)午後3時～
■会場：大島区 大島多目的ホールふれあい館