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まちづくり大潟 今年もイチジクの苗木を販売

2018年03月21日 17:30更新

イチジクの木を町のシンボルにしようと、「まちづくり大潟産業振興部会」が、今年もイチジクの苗木を販売した。 イチジク2

イチジクが特産の大潟区では、かつてどの家にもイチジクの木があったという。100年以上前、区内にある菓子店の店主がイチジクの苗木を周辺住民に配りイチジクの生産を大潟区に普及させたのが始まり。その頃の町の風景を復活させたいと、住民自治組織「まちづくり大潟 産業振興部会」では、10年前から毎年春分の日にイチジクの苗木の販売を行っている。

苗木はメンバーの一人、柳沢浩一さんが毎年挿し木から一年がかりで育てている。「蓬莱柿」という品種で、甘みが強く比較的育てやすいのが特徴。事前予約制で、1本200円で販売される。

イチジク3

区内だけでなく、柿崎区や旧上越市内からも購入希望者が増え、今年はおよそ50人から申し込みがあり、160本が販売された。

苗を購入した地元の人は「昔は、イチジクはあちこちで作っていて、小さい頃は近所に遊びに行くとつまんでいた。とてもなじみが深い。今度は自分で育ててみたい」と懐かしそうに話していた。

また、柿崎区から来た人は「歌代商店のイチジクの缶詰もお使い物にしている。大潟区はイチジクが有名。イチジクは育てやすいし食べやすい。この苗木も安い」と苗木を購入できたことを喜んでいた。イチジク6

会によると、これまでに1000本以上が販売され、中にはリピーターも多いという。

部会長の上野志昌さんは「昔は家の畑でたくさん作られていたが、時代の変化で衰退してしまった。大潟は砂地でイチジクの栽培にも向いている。昔の風景を復活させたいし、若い人たちにもイチジクの美味しさを伝えたい。夢は、イチジク狩りが出来る場所を作る事。観光に来た人にイチジク狩りを楽しんでもらえれば」と話す。会では、今後も苗木の販売を続けていく。

 

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