2018年03月21日 12:01更新
1年の無病息災を。上越市名立区谷口の天王滝で21日、心身を清めるみそぎ錬成会が行われた。
主催したのは地元有志が参加する名立区赤野俣みそぎ会。会では25年ほど前から無病息災を願って、みそぎを行ってる。参加したのは市内外の男性8人。神事が行われた21日午前8時ごろの気温はわずか2度。冷たい風が吹く肌寒いなか、参加者は白い鉢巻や褌、ぞうりだけを身にまとい神事に臨んだ。
参加者は会のメンバーで、みそぎを取り仕切る“道彦”の資格を持つ二ノ宮照男さんとともに「鳥船」の和歌を唱えて滝つぼへ入った。ことしは雪が多かったため、例年よりも水量が多いなか、参加者は気合の声を上げながら高さ約20メートルの滝に打たれた。
愛知県から参加したという20代男性は「水量が多く、とても身が引き締まる思いだった。去年は子どもの誕生前で、無事に産まれることを願った。ことしは1歳になったので、元気に過ごせるように願った」と話している。二ノ宮さんは「最後まで怪我なく終わった」と安堵しており、「滝に2回入るのに(滝の)前後で交代できた。最高のみそぎだった」と振り返り、「地元に良い滝があるので来年も続けたい」と意欲をみせている。
神事のあと、参加者には豚汁が振舞われ、たき火にあたりながら暖を取っていた。
※3月22日(木)のニュースLiNKで放送。初回18:30~
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