2018年03月20日 19:37更新

上越警察署は19日、上越市在住の70代女性が現金406万円とキャッシュカード2枚を盗まれる被害が発生したと発表した。

警察によると、被害にあった女性は3月15日、自宅の電話に金融機関を名乗る男から「新潟駅前のコンビニであなたのキャッシュカードが使われてお金が引き出されています。キャッシュカードはお持ちですか」等と連絡があったという。

女性は手元に全てのキャッシュカードがあったことから、不思議に思ったが、金融機関名や預金残高などを男に教えた。すると男は「会社の者がカードを確認しに行くので、会社の者が来たらキャッシュカードを封筒に入れて、印鑑を押してください」と言ってきた。すると金融会社の社員を名乗る男が女性の家を訪ね「封筒に名前を書いてキャッシュカードを入れてください」といい、女性は言われるがままに従ったという。

男は封筒を受け取るとキャッシュカードを価値のないカードにすり替えて盗み、封筒に封をして割り印を求めた。そして「封筒は金庫に入れてしまっておいてください。新しいカードを発行するまで封を開けないでください」と言って男は帰っていったという。

その後、金融機関から口座から不審な出金が多数あるとの連絡を受け、確認すると1枚のキャッシュカードを使って約371万円。もう１枚のキャッシュカードを使って35万円が不正に払い戻されていた。そして封筒を確認すると、キャッシュカードではなく、ブラスチックのカード２枚が入っており、被害に気が付き、警察に届け出たという。