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100年先も高田のサクラを元気に 「桜プロジェクトJ」講習会

2018年03月03日 20:49更新

日本三大夜桜として知られる高田公園のサクラを守ろうと、木の状態の見分け方や手入れの方法について学ぶ講習会が開かれた。Still0303_00000

高田公園のサクラが100年後も元気でいられるよう、上越市では市民と市が協力してサクラの手入れをする活動「桜プロジェクトJ」が行なわれている。講習会は活動の一環で、参加したのはプロジェクトのメンバーや造園業者、合わせて40人あまり。講師で樹木医の岩谷美苗さんが、木の状態の見分け方や手入れの方法などを説明した。Still0303_00001

木の性質のひとつに、剪定した枝などから芽がでる「どうぶき」と、切り株や木の根元から芽がでる「ひこばえ」がある。岩谷さんは枝や根から芽が出る理由について、木や枝にとって光合成が不十分なためと説明した。「どうぶき」「ひこばえ」は幹の形を乱すため剪定されることがある。岩谷さんはこうした傾向にふれたうえで、「どうぶき」「ひこばえ」は木や枝にとって「応急処置」であり、一時的に残すことも提案した。Still0303_00002

このあと一行は高田公園を歩き、サクラをはじめとする園内の木々を観察した。この中で岩谷さんはサクラがあった場所にサクラを植えても育たないと説明した。そのうえで、サクラ以外の木を植える場所をつくり、サクラを400年、500年先まで残してほしいと呼びかけた。Still0303_00003

参加者のひとりは「ひこばえ」「どうぶき」について、「取ったほうが木の本体に栄養がいくと思っていた。逆に栄養を送っていることを知り、もっと勉強が必要だと思った」と、保護への関心を高めていた。Still0303_00004

上越市では「全国さくらシンポジウム」が県内で初めて来月12日から開かれ、参加者が高田公園のサクラを守るためにできることなどを考える。サクラへの関心を高める方法について、岩谷さんは次のように話す。

「木の形が面白いものもある。ゆるキャラのようにニックネームをつけて、親しみをもってもらうことが大事です」Still0303_00005

ニックネームを考えるには、子どもの柔軟なアイデアが素晴らしいという。今後の取り組みを進めるヒントになりそうだ。

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※2018年3月6日(火) ニュースLiNKで放送 初回18:30~

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