2018年01月24日 11:28更新
無病息災を願い、うちわ太鼓を叩きながら高田の市街地をまわる日蓮宗の寒修行が今年もはじまっている。
寒修行は、日蓮宗の僧侶や檀家の人たちなどが無病息災や家内安全を願いながら夜の高田市街地をまわるもの。この地区では87年前から行われている。一般的に寒修行は寺の僧侶だけで行うが、高田では宗派を問わず一般市民も参加。冬の風物詩として定着している。高田にある9つの日蓮宗の寺が、毎年持ちまわりで宿寺を決め、そこを拠点に寺町や仲町、東本町など9つの地区をまわる。
22日は4歳から80代までの僧侶や地域住民など約40人が参加し、宿寺の寺町3丁目の「善行寺」から修行に出かけた。午後7時の上越市高田の気温は0℃。雪が降るなか「南無妙法蓮華経」を唱えながら、うちわ太鼓を鳴らした。
参加した人は「修行をする皆さんも大変だが、それに応えてくれる方の気持ちがありがたい」と。善行寺の西山住職は「日蓮宗だけでなく、他宗派の人も参加して修行をしている。よい修行ができれば」と話した。
寒修行は、今月20日の大寒から来月3日の節分まで15日間、毎日続く。住民から寄せられた浄財は、上越市社会福祉協議会に寄付されることになっている。
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